Web Café "Prelude"

最初に

ここは、私の悪友の LEVIN が、私との PC を巡る深夜の部屋の出来事を語ってくれたものです。

はじめに

みなさんこんばんは。私は、当サイトにて管理人ジュン君(にせロシア人青森出身)に「悪友」と称せれている男です。

「悪友」? 何故にがついて回るのでしょうかねえ。私自身は彼にとって、またとない良友のつもりなのですが‥‥少なくとも悪友などと自他ともに認められる程な悪さなどした覚えは無い。

たとえば

変な豊田車や本多車を繰り出しての闇夜の暴走行為とか (「攻める」と呼称す)

深夜1時過ぎまでカーオーディオの調整をした挙句、おもむろに日本最北端たる稚内市を目指し急遽出撃夜明け前には到着して「最速 Lap だぜ」とかなんとかつぶやきながら悦に浸ったり‥

これも深夜、彼のアパートの部屋にて、二人して耳を壁に密着させ隣人たちの夜の営みを盗み聴きしその果てるまでの早さを批評し合ったりとか。

勤務中にもかかわらず、当時小樽市に寄港せる米軍空母の見学を企てたが渋滞に巻きこまれ結局挫折したり

営業と称してパソコンのパーツショップで買い物をし、その後自宅にて改造作業を行ったとか

その他諸々・・・・

それらの悪事を共に働いた事実など全く無いのです。

奴との付き合いは、彼がここ札幌市に単身上陸した1992年から始まりました。気が付いたら間もなく10周年になります。あの時の奴は変人だったなあ・・・詳しくは語りませぬが、どうせ奴も私に対して同様の印象を抱いていた事でしょう。私と奴とは性格とかその人生観、価値観、はては女性の好み(奴はデブ専、私はオバ専)にいたるまでほぼ一致しません。ほとんど正反対の人間性を持つ我々の腐れ縁の要因を考察してみると、お互いの趣味の一部が深く重なり合っていることを見出せます。音楽、車、パソコン、GAME 等、概ねこのカテゴリー内の一部の方向性に関してのみ、その楽しさを共有出来ているんでしょうねえ。

パソコンについて

なんだか<悪友の部屋>なるコーナーを見ると、まるで私が廃品パソコン収集家?もしくは私の部屋が産業廃棄物処理場のように感じられますよね。とんでもありません、あれらはジュンを初めとする私の良友たちがそれこそ廃品を私の部屋に持ち寄っただに過ぎないのです。 それでも私とジュンはなんとか復旧させようと部品をとっかえひっかえしました。しかし所詮は廃棄物。1台は辛うじて世界最遅の Windows マシーンとして蘇りましたが(もちろん私は使いませぬ、知人に即譲渡しました)、他の数台は今春を期に一斉に投棄処分しました。現在、真実の私の部屋にはまっとうな DOS/V 自作機2台と PC9821 ひとつが慎ましやかに存在するのみです。

さて、私もジュンもパソコンへの興味は3年くらい前に生じたはずです。購入は私のほうが先でしたが、仕事柄パソコンに触れる機会が多かったジュンとは知識の点で同レベル(等しく低レベル)でした。 ただしインターネットの世界の一面を覗かせてくれ、私をその道に引きずりこんだのはジュンです。しかし別に懇切丁寧に解説してもらったわけでは無く、最も単刀直入に煽動されたのです。それはある日の晩の事です、奴は私を退勤後の自分のオフィスに招きました。そしてデスク上の社用パソコンでブラウザを起動させるや否や検索エンジンに何かの文字を打ち込んでます。その電光石火の展開はまるで赤い彗星”ジオンのシャア”の奮戦を髣髴させるものでした。するとどうでしょう!日常、恐らくは顧客管理のデータとか社員の暇つぶし用ソリティア位しか描き出すことのないであろうそのモニターが、一転して「欲望と悦楽のパラダイスモード」に移行したではありませんか!クリックするだけで次々と変化する美しくもあられなき肖像・・・定期的に浮かび上がる [JoinNow] の誘惑・・・感動と戸惑いが交錯し、その場所に1人で居れない事実を恨みました。あれは、オーストラリアのエロサイトであったと今でも記憶しております。私の閲覧後ジュンが履歴を削除したのはいうまでもありません。以来、彼女達に再び相まみえんと、私も早速プロバイダと契約し現在に至っています。 近年“ジュン”は随分とWeb関連について学び、HP を立ち上げたのみならず他人に教授できるほど成長しました。私など知識もスキルも奴には遠く及びません。これもあの頃から運命づけられていたのでしょう。もちろん当時パソコンは使うものであって作るものでは無いというのが我々の共通した認識でした。

ところで、我々が真に楽しさを共有すると思われる、趣味としてのパソコンはその運用面にあるのではありません。

ハードウエア

自作と改装なのです。元来私らは大した技術が無いにせよ、カーオーディオくらい自分達で取り付けてしまう程には電気関連の手作業も好きな方でした。(取り付け工賃をケチっただけと言う説もあるが)まさかパソコンでもあの達成感と自己満足を得られるとは・・・。彼が、ゴミとしての i486 搭載パソコンを拾い、なんとか Windows 機として復活させようとしたが果たせなかったことから始まり、その後の購入> 改造> 自作> 改造> のラッシュに関しては彼自身が詳しく記述しているのでここには記しませんが、春秋幾年 メモリの容量とハードディスク容量とを区別できなかったジュンと、彼に対してろくな説明も出来なかった私も、今ではパソコンの部品を個別に購入し組み立ててしまうという「熟練の PC ユーザー」みたいなことが出来るようになりました。その短くも長かった狂乱の日々を改めて振り返ると、独特のお決まり事があった様が想い返されます。

~自作・改装編~

  1. 一貫した自作のコンセプトが無い。思いつきの構成の為中途半端に何でもこなせるマシーンに仕上がった。
  2. パワーアップの真の目的はベンチマークテスト
  3. 文字どおり一晩中の作業(1人40本を越す喫煙量、当然壁は黄ばむ)
  4. にもかかわらず結局失敗し、全てが徒労に終わることも多々あり(もちろん黄ばんだ壁は治らない)
  5. 「やばい!飼い猫が来た、静電気を防げ!」(私の部屋限定)
  6. パーツ運が悪い。購入はほとんどバクチ(とくに“ジュン”が被弾率高し)
  7. 「やばい!隣人が壁を殴っている、静かにしようぞ!」(ジュン部屋限定)
  8. 普段はケース内に収まり人目に触れないパーツの容姿ごときにほれぼれする
  9. なんらかのコネクターをつなぎ忘れている
  10. 「やばい!今度は隣人の壁キック(サマーソルト)だ!本当に静かにすっぺ!」(ジュン部屋)
  11. オーバークロックは及び腰(しかしクーリングにつぎこむ予算なし)
  12. 結局 GeForce256
  13. 「ケースの蓋が無い!どこいった?」
  14. 起動しない
  15. 「やばい!遂に隣人が壁に鉄山靠を・・・!」

 さあ、本体は完成しました。

~OS インストール編~

  1. FDISK・・・それは、パーテーション割にときめき、想い悩む恍惚のひととき・・・
  2. とりあえず意味無く BIOS 確認
  3. 「しまった!キーボード付け忘れた」
  4. 上手くいくかどうか不安だ
  5. 「しまった!USB マウスのままだった」
  6. とりあえず使用許諾に同意しないで様子をみる
  7. 結局同意
  8. 「しまった!俺は記憶を失った」
  9. デフォルトの壁紙用 BMP ファイルを全削除
  10. トイレが近くなってくる
  11. まずはデフラグ
  12. 待ちに待ったベンチテストの実施

既に空は白々と明けつつあり、出勤まで残り4時間・・・・・

最後に

どうもキリが無いですねえ・・・こういった経験をお持ちの方も居られましょうが・・・これらは何も我々のどちらかだけに該当するのでは無く、あくまでも共通している事象です。試行錯誤を繰り返した結果、経験則はそれ相応に身に付いたとは思うのですがまだまだその知識などは低いものです。おそらく今後もパーツを(最悪パソコンすらも)2人で壊してしまうことでしょう。

しかしまともなパソコン自作の趣味より少々ズレている、こんなくだらんことに喜びを共有しているだけの我々の友情に未来があるとは思えません。早晩、交友関係も雲散霧消することでしょう。

パソコンに関してはこんなものです。ひきつづき他の共通する趣味である自動車やゲームなどについて語ろうとも思いましたが面倒くさくなりました。しかもここはジュン君のホームページ、間借りの私が好き勝手する訳にもゆきません。既にしていますが。

ここまでご覧になった方は少ないものと存じますが、だらだらとくだらない事ばかりですみませんでした。

ではさようなら、機会があればまた。

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