Web Café "Prelude"

ダサいと言われないために

最初に Web site を作る時は、誰もが初心者。最初からセンスよくまとめることができる人は、よほど HTML の予習をして、見てきたページのセンスが良かったのでしょう。ここでは、最初に Web site を制作するにあたり、「ダサいホームページ作成マニュアル」でもとりあげないものをまとめたいと思う。いわば、初心者が陥りやすいテクニック集であろうか。ちなみに私のサイトはダサいと「言われた」ことはない。「思われて」いるのかも知れないけれど。もし貴方が、私このページをダサいと感じるのならば、このドキュメントを参照しない方がいいであろう。自分自身を第三者的に見ることができない人の意見は聞くべきではないと考えるからである。私自身、センスがないのは承知しているので、とにかくシンプルにしているのだ。

ダサい定義

ダサいと言う言葉には、いろいろな意味があると思うが、ここでの定義は「初心者っぽい」ということに的を絞りたいと思う。

ダサい要素

むやみやたらとフォントが大きい

Web site 作成ソフト(以下オーサリングツールとする)を使用して制作する方がほとんどであると考えられるけれども、なぜか最初に作る時には、フォントサイズを大きくするボタンを連打してしまう。理由は不明である。しかし、かなりの確率でフォントが大きいものは初心者のページであることが多い。しかし、ネットを渡り歩くうちに自分のサイトの文字の大きさが尋常ではないことに気づき、段階的に小さくなっていくものだ。

とにかく何かが動き回る

ドキュメントは静かに目の前にいてくれた方が読みやすいのは、動かしようのない事実なのであるが、やはり作ったばかりの頃は何かと文字やら、画像やらを動かしたがる。そのようなページが web のほとんどを占めていれば理解もできるのだが、ユーザ側が意図せず動くものには、大半のユーザーは歓迎しないので、やはり一般的ではない。ユーザは、<marquee>で流れる文字を全て読まないことがほとんどである。読みやすいものから、読んでいくのが当たり前の習性だ。貴方が、街で電子掲示板など表示されるメッセージを全て読みきるまで、その場に立っているだろうか?勿論全部読まれなくていいと思って、<marquee>を使っているのならば、止めない。

センタリングしまくる

HTML を普通に記述していくとドキュメントは全て左側に寄る。適時、必要であれば右や中央に配置してあげればよいが、<center> などを使用して全て中央に文章や画像を寄せると、ダサく見える。確かに全ての文字が左によっているのは、バランスが悪く見えるのは事実である。しかし、レイアウトを正しく行えば必ずセンタリングをしなくてもアンバランスから解放されるはずである。

音楽を流す

結論からいうと MIDI を使ったページは、恐らく間違いなく多くのユーザによって停止ボタンが押されることであろう。作成者は「私のお気に入りの曲を是非聞いて下さい」なんて気持ちで使用しているのであろうが、大半のユーザはそれを求めてはいない。MIDI や Flash などのファイルが組み込まれることにより、読み込みが遅くなり、また突然鳴り出すことによりユーザは驚く。どうしてもユーザに音楽を聞かせたい場合は、デフォルトでの設定を音楽なしの状態にして、聞きたい人はこちらをクリックなどとすればいい。MIDI を配布しているページにしても、ここまでの配慮をしているページは少ないのが現状だが。最近の Personal Computer の性能は上がり、MP 3 や CD などをリスニングしながら Web ブラウジングするくらいなら、落ちたりはしない。このような使い方をしているユーザにとって突然ながれる音楽は雑音以外の何物でもない。私自身、MIDI がなったら停止ボタンか、戻るボタンをクリックする。

青・赤・黄・黒を使う

オーサリングツールを使いはじめの頃は、背景色を指定したり文字色を指定したりするのを楽しんで使用するであろう。青い背景色に赤い文字色などにすると閲覧するのには、全く問題ないであろう。しかし、待てよ ? 原色を多用すると、あまりにもコントラストが強すぎて嫌われる傾向にある。ユーザは目が悪いのか?大半のユーザは、ディスプレイを見ている以上そんなに濃い配色をしなくても、見えているはずである。目が不自由な人は、読み上げしてくれるソフトなどを使用して閲覧することもある。健常者なら、背景色と文字色が近くない限り、閲覧するのにそんなに濃い組み合わせは求めていないのである。

HTML を知らないで作る

HTML を全く知らなくても Web site を制作することは可能である。オーサリングツールのおかげである。そして罪でもある。オーサリングツールを使用したことがある人なら、コードやソースなどと表示されるものを見たことがあるだろう。何か英語みたいなものがたくさん並んでいて、どういじっていいかわからずにそのままにしてある人もいるであろう。ここが問題。確かにオーサリングツールは便利である。HTML をツールが自動で記述してくれる。ページ全体の管理も一括して行えるものもある。私も管理に関しては、オーサリングツールを使用している。自分で管理するのには、楽ではないドキュメントの数になってきたからである。しかし、自分の作った HTML 文書は自分でどこが間違っているのか、正しいのか把握したい。そのために、リファレンス本(大半はお勧めできるものではないが)や HTML を扱うサイトを参照にすべきではないか。ツールに頼りきっていては、せっかくの文書も台無しである。ちなみに、現在発売されているオーサリングツールで文書構造的に正しい HTML を作成するものは、皆無である。故にオーサリングツールを使用している人は、ほとんど間違った文書を作って Web に公開しているのである。

最後に

これらの事例は私自身もしてきた事例も含まれている。誰だって最初は初心者である。最初から正しい HTML 文書を作成できないし、他人から学び、そして自分で学んでいくものである。私のサイトも、ダサいという人もいるであろう。この文書を参考にするかしないかは貴方の判断にお任せする。

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