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パーツを知ろう

パソコンを店に売っているのは見たことがあっても、「自分で作るって何よ?そんなのヲタクがやることだよ!」とお思いの方もいらっしゃるかも知れない。お答えすると、ヲタクです。ここでは、PC を作るのはちとヲタクティックにょ♪な人に送る、パーツを理解してもらおうと思うページです。単純に作るまでいかなくても知識が豊富になるかも知れません。あんまり専門的なこと書くとマニヤックになりがちなので、さらっと説明することにします。

PC パーツの構成

パソコンと一言で言っても様々なパーツから構成されている。

これらのパーツを見ていこう。

ケース

ケースは外観を大きく左右するが、概ね次の種類に分かれる。またマザーボードの規格に準じて制作されている。

AT
以前のデスクトップ型パソコンに採用されていた仕様で、多くはマザーボードが水平。すでに古い規格になりつつある。ライザボードという言葉に懐かしさを覚える人は、昔かたぎの PC ヲタク。
ATX
現在のもっとも普及している規格である。とりあえずこれにしておけば間違いないと思われ。
MicroATX
ATX を小さくしたもので、拡張性に限りがある。

ケースの多くは電源ユニットも付属しており、250W と 300W の二種類がほとんどである。シンプルな構成に作る人は 250W で十分だが、ハードな使い方をする人は 300W にしておくと吉。

ディスプレー

ディスプレーは、視覚に直接関係するため予算を割くことをおすすめする。また、本体よりも寿命が長いので納得の一品を購入することもお忘れなく。

液晶タイプ
液晶のメリットは平面なので自然に描画されることや、画面のちらつきがないので目に優しい。価格はブラウン管タイプに比べ高価である。ブラウン管の同じインチサイズであっても、表示される面積が広いので液晶は一般的に小さいインチサイズが多い。また、一般的にゲームに向かないと言われる。
ブラウン管タイプ
昔ながらのブラウン管のディスプレー。15インチは、サーバーマシンや入門機、廉価な機種に設定されることが多い。17インチがある程度満足できるインチサイズか。19インチになると、なかなかこだわってんなあって感じ。あんまり古い中古品買っちゃうと、ブラウン管が丸すぎてやたら不自然に感じるので注意。

キーボード・マウス

キーボードやマウスは、安いものは980円位からあるが、いつも触れるものなので店頭で実際に触って購入した方がいいだろう。ここでは、注意するべき規格について説明しよう。

PS/2
IBMが その昔規格したキーボードとマウスの規格。古い規格なので、購入しても接続できないことほとんどないと思われるが、NEC の PC-98シリーズの古いのは規格が違うので注意。
USB
Windows 95 時代後期に出現した規格。転送速度が遅いので、マウスやキーボード・ゲームコントローラに向いているので採用されていることが多い。PC-DOS MS-DOS では使用できないので注意。最近のマザーボードでは問題ない場合が多いが。

CD-ROM CD-R/RW DVD-ROM/RAM ドライブ

本当は、MO ZIP などもあるが一般的にアプリケーションのインストールには CD-ROM を使用することがほとんどなので、用意しなければならない。

CD-ROM
読み込み専用のデータメディアで最も普及しているもの。
CD-R/RW
データの書き込みが可能なCD サイズのメディア。650MBの容量を持ち、メディアの価格も安いこともあり現在急速に普及している。CD-R は一度の書き込み。CD-RW は何度も書き込みが可能。
DVD-ROM/RAM
現在注目を集めている大容量メディア。4.7GB の容量。ROM は読み込み専用。RAM は書き込みが可能。

FD ドライブ

いわゆるフロッピーディスクのドライブ。1.44MB の容量を記録できる。昔はこれで足りたかもしれないが、現在ではあきらかに容量が不足している。Windows が MS-DOS 上で動作している限りは必要だが、今後の OS には不要になると思われる。しかし、何かあった時に頼りになるのでとりあえず取り付けるべきである。

マザーボード

マザーボードは、一般に自作野郎くらいしか口にしないが、何のことはない。パソコンの中にある一番大きな基盤のことだ。しかし、この基盤の上に載っているチップセットや拡張スロットに PC の性能は左右されるのだ。

HDD (ハードディスクドライブ)

ハードディスクは、PC の作業中に「カリカリ」鳴る物体である。金属板が内蔵されていて、細い針で磁気を使い記録したり、読み取ったりしている。容量が多い程記録できる量は多い。また、金属板の回転数によりアクセスする速度が変わるので回転数が多いほど性能が良い。容量は xxGB、回転数は rpm で表現される。しかし、ハードディスクは消耗品の為、永久的に使えるものではなく”いつかは”壊れる日がやってくる。やたら大容量のものを購入してきてから、大事なエロ画像を吹っ飛ばすことほど悲しいことはない。よって CD-R 等に Back up することをお勧めする。

CPU

CPU は、PC の中で計算をしている部分である。xxxMHz と表現されるが、単純に多い方が高性能である。1000MHz=1GHz 以上の商品も発売されているが、まだ高価である。ここでは、大きく分けて説明する。

intel Pentium 4
1GHz 超の CPU である。発売されて間もないのでまだ高価なため普及もしていない。市販品の採用も一部に限られている。性能は賛否両論。
intel Pentium III
4 が発売されるまでのハイエンド CPU 。とりあえず今一台組む場合、これを選択しておく人は多いだろう。
intel Celeron
Pentium II 時代に廉価版として発売された CPU 。しかし、Pentium II は廃れてしまい、Celeron は Pentium !!! の廉価版と化した。廉価版なので Pentium !!! よりも安く手に入るので、安く作りたい(買いたい)人にお勧めな CPU 。
AMD Athlon
AMD 社の製造する Pentium !!! のライバル CPU 。一説によると最速な CPU とも言われる。
AMD Duron
Athlon の廉価版な CPU 。割とマニヤックな人に。

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メモリ

ここでいうメモリはメインメモリのことを指す。メモリーは CPU が計算している繰り返しの部分を覚えて CPU の負荷を減らし、全体の処理速度を上げる部品である。xxxMB で表現されるが、これも多いほど性能がよい。現在の市販品を見ると廉価機種で 64MB で、高性能モデルで 128MB あたり。でも、自作するヲタクはメモリの価格が安いのを知っているので、もう少し買って載せるだろう。メモリーにも規格がある。

SDRAM
現在最も普及しているメモリ。後ほど詳しく。
SIMM
SDRAM が普及するまでの古い規格のメモリ。一部のマザーボードでは使用できる。

SDRAM にも規格がある。メモリは PC の性能を大きく左右するパーツなので間違えて購入すると後悔する。

これらの数字は、基本的に動作する基本のクロックの数字である。PC=66 は Pentium II や Celeron が発売された頃に登場した。Pentium II Celeron 共に FSB 66MHz である。PC=100 は Pentium iii の FSB 100MHz が、PC=133 は Pentium iii の FSB 133 のモデルに適合する。それぞれのモデルは下位互換性があり、PC=133 を PC=100 のシステムに組み入れることは可能である。

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