2001-07-04 / 朝のひととき

小鳥のさえずりが、耳に心地良く聞こえてくる。オーディオアンプがアラームで電源が入る。今朝のショパンは、少し憂い気味に聞こえる。天気のいいすがすがしい朝である。もう既に日は昇り甘酸っぱいような朝の空気が部屋にも流れ込んできた。ウォーターベッドから体を起こすと、私は軽く体を伸ばした。コーヒーを落としてから、PC の電源を入れる。今日の天気を確認してから、目を惹いたニュースに目を通す。ひと通り見終わる頃には、コーヒーができる。ソファーに掛けながらコーヒーを飲む。システム手帳と睨めっこをしながら、今日のしなければならない仕事を確認する。トーストにハムエッグをのせて、コーヒーと一緒にからっぽの胃袋に落とす。シャワー室から、湯が張ったことを知らせるアラームが聞こえた。ガウンと、バスタオルを用意してシャワー室へ。やはり寝ぼけた体には、熱いシャワーが一番いい。洗髪を終えると、タオルを首に掛けて、歯磨き、髭剃り、整髪をいつもの順番通りに済ませる。最後にスーツを着て仕事に出かけるのだ。

嘘です。本当は。

携帯電話のアラームに叩き起こされ、昨夜の夜更かしが思いっきり体にこたえた僕は、目を真っ赤にしながら、慌てて服を脱ぎシャワーを浴びる。しかし、昨夜の炊事で設定したぬるめな温度に体を震わせながら、髪を洗う。シャワー室から出ると、既にかなりの確率で遅刻しそうな時刻だ。慌てて、歯磨き、髭剃り、整髪を済ませると、暑い札幌の空の下、ダッシュで会社へ。やっべー！

いや、毎日ですよ。

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