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Web アクセシビリティについて

Last Modified : Sat, January 06 22:02:50 2018 RSS Feed

2001-11-30 / Web アクセシビリティについて

政府の発表する障害者白書で、IT 革命における障害者の状況が発表された。

読売新聞の記事

Web site を閲覧する上での、視覚・聴覚障害者の問題は、まだまだ解消されていないことがわかる。Web site 管理者としてできることは何か? まずは、視覚障害者にとって画面がみることができないために、読み上げソフトを使用しての Web site 閲覧が考えられる。これには、正しい HTML の記述が必須である。

具体的な例
<img> 内での alt 属性記述
画像は、健常者が見ると問題なく理解できるが、視覚障害者にとって理解するのは、非常に困難である。画像としての説明ではなく、代替テキストを記述するのが alt 属性の役割。林檎の写真には alt="林檎" としたりするだけではなく、目視できない人にとって理解できる代替テキストを記述するべきである。また HTML 4.01 では、alt 属性は必須項目になっているため、必ず記述しなければならない。これらに当てはまらない画像に関しては、alt="" とすればよい。alt="画像 jpeg 形式 24.6 KB" などとしているのは、読み上げた時に、意味をなさないため間違いである。
title 属性の有効な利用
アンカーなどに、title 属性を記述することにより、リンク先の説明がなされた場合、視覚障害者にやさしいページを作ることができる。また、「ここ」をクリック としたり、デザイン優先で、Enter を画像を使ってロゴなどを利用したい場合もあるであろう。この場合も、title="目次ページを表示します" とか、title="もっと詳しい記事を参照します" などと書くとよいであろう。

実際問題として、現在あるブラウザと読み上げソフトを使用しての閲覧は問題が多いかもしれないかも知れないが、これらが発展して障害者も閲覧できる時代が来た時に備え、優しいページを作るのは、今からでも遅くないはずである。

とは、言うものの私の HTML の記述を考えた時に、果たして障害者にとって優しいページなのか? と考えたらなかなか判断できない。こればかりは、実際のユーザの声を聞いてみないとなんとも言えないのが実情である。

また、画像の表示されない Web ブラウザや、貴方が思っているより小さい画面というのも存在する。貴方の環境で快適に見ることができても、他の環境で閲覧した場合、意図しない表示がされてしまっては、閲覧者にとっても、管理者にとっても残念である。貴方のサイトは、ウインドウサイズを小さくしてもレイアウトや、視認性は確保されていますか? 貴方のサイトは、画像を表示しない場合閲覧に問題はありませんか?

自己反省を含めた日記でした。

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