2001-12-16 / 新しい Prelude

HONDA に Prelude を見に行く。目当てが Prelude という時点でかなり病気なのですが。やっぱりこの雰囲気を持った車ってないんですよ。乗ってみないとわからないと思うし、個人的な嗜好も大部分で影響しているとは思うんだけどね。車を道具と割り切った人にはこの「雰囲気」という言葉がなかなか生まれてこないかもしれない。元来、男性は「道具」に対して興味を抱く傾向がある。それが、車であったり、パソコンだったり。あるいは、髭剃りや地図に興味がある人もいるかも知れない。そして、僕の場合は車であり、パソコンでありオーディオであった。全てお金がかかる趣味ではある。

僕が Prelude に出会った時、すごく輝いていた。男を魅惑する何かがあったのだ。僕はそれに、魅了され、お金をつぎ込み、僕好みの車にしようと必死だった。そして 7 年たった今では、ゆっくりと優しく過ごせる老夫婦のように、落ち着いて会話ができるのだ。車は、人間の 10 倍位で歳をとるのかもしれない。Prelude は、僕と常に一緒だった。彼女ができた日。別れの日。就職した日。転職をした日。悩んだ日。嬉しい日。Prelude は、僕の気持ちをわかっているかのように、僕をいつも同じ顔で迎えた。今日はご機嫌だね。今日はどうしたんだい?

そして、6 年半過ごした Prelude とお別れする日が近づいている。そしてまた、Prelude に乗るのだ。新しい彼は、僕をどう迎えてくれるのだろうか。

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