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真冬の北見市

Last Modified : Sat, January 06 22:02:28 2018 RSS Feed

2002-12-20 / 真冬の北見市

仕事で北見市に行って来ました。しかも、かなり寒くて氷点下 10 度前後でした。雪も札幌より多くて、まさにオホーツクって感じでした。今回は、電車で行ったので運転の疲れはなかったのですが、およそ 5 時間くらい座りっぱなしで、ものすごく暇なのはわかっていたので、村上龍の小説を読んで行きました。「愛と幻想のファシズム」という小説なんですが、これがまた結構面白い。発刊当時の世相を反映して、不況とか、政情不安などの話なのですが、これが偶然にも現在の状況とかなり似ているので、面白く感じたのかもしれません。しかし、題名にもあるように、ファシズムってのが、キーワードになっているだけあって、なかなか思い入れできないところもあったのですが、まあそれは小説だからねえ。村上龍は村上春樹と比較されることが割りと多いのですが、龍の方が暴力的であり、セックスの描写も割りと多いので、読んでいて疲れる気がします。列車の中で読んでいた時間はおよそ 10 時間だったので、かなり読み進むことができたのですが、その分、疲れもドットコム。

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