2003-02-28 / .IP NET 展行ってきた

昨日の研修に関連して、東京ビッグサイトで開催されている、「.IP NET 展」とかそんな名前の催し物を見学に行く。現在の情報関連の展示物は、ほとんどが IP 電話と IPV6 関連が多かったか。携帯電話が固定電話を抜きさり、日本テレコムが英国の電話会社に J-Phone の乗っ取りだけのために買収されたりと、ここ数年電話会社に絡む変化は非常にめまぐるしかったわけだけれど、まあ IP 電話に関しては、普及はまだしばらくなさそうな気がする。

というのも、安さのメリットよりも、同社間の通話が無料であることが大きな売りのような宣伝をしているのが、どうも微妙に顧客のニーズにマッチしていないような気がするのだ。結局のところ、シェアを大きく獲得した会社を利用するのが一番得であり、現在のようなまだ普及していない状況では、ユーザは「どれを選んだらいいのかがわからない」状態であるからだ。

そして、なにより日本の人口を大きく占める高齢層に広がらなくては意味がない。携帯電話だって、高齢者向けの機種を開発して、ある程度ではあるけれど普及したように感じる。地下鉄などの公共交通機関に乗った時に、子供や孫にメールを送信したりしているのを見ると、現在の IP 電話は、まだまだだなあと思う。

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