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AREA51 シングル「Sincerity」「Marionnette」レビュー

Last Modified : Sat, January 06 22:01:36 2018 RSS Feed

2010-01-13 / AREA51 シングル「Sincerity」「Marionnette」レビュー

以前から追いかけている AREA51 の今春発売予定新アルバムの先行シングルが、2枚リリースされている。iTunes Store で購入できるので、iTunes を使ってる人や iPod ユーザは是非聴いてみて欲しい。

「Sincerity」は、ギターの石野洋一郎氏の作曲編曲で、作詞は Kate 嬢。メンバーも二人になったことで、これからの曲は二人で作って行くことになるのだろう。音作りも石野さんの手による作品。音は AREA51 らしいギターの音がよく聞こえる乾いたものだ。ギターで刻む音が心地よい。Kate の声にも艶がありこれも前作同様安心して聴いていられる。僕は、AREA51 をキーボードをうまく使う(使える)バンドだと思っているが、今回のシングルもギターソロだけではなく、キーボードもよく出てくる。

「Marionnette」も、ギターの石野洋一郎氏の作曲編曲で、作詞は Kate 嬢。アルバムもこの布陣で臨むのであろう。メタル畑のギターとV系のヴォーカルと詞。最近の AREA51 の作品はこれだよね。この曲については前曲「Sincerity」と異なり、Jens Bogren の音作りとなる。Jens Bogren は、Opeth, Symphony X, Paradise Lost, Saint Deamon, Soilwork を手がけるエンジニアだ。僕は、Symphony X は好きで聴いているけれども、あの音を想像して再生してみるともうそのまんま Jens Bogren の音。やっぱりいいね! 音の情報量が違う。デカい音っていろんな音の情報が増幅されるから、勿論音楽を聴く上である部分では大切なんだけれど、彼の音はデカい音じゃなくなくても、ちゃんと音が聞こえてくるという感じなんだよね。音楽は音の集まりだから音がきめ細やかに聞えるのって気持ちいいんだよね。素晴らしい。勿論楽曲も素敵で、個人的には「Sincerity」よりも好き。Aメロあたり音にも新しい試みもあるし、サビもキャッチーだ。そして音がいい。

特に、「Marionnette」を聴いた後は、新アルバムへの期待も高まる。この Blog がきっかけで、AREA51 の石野洋一郎さんとは個人的なお付き合いもさせてもらっているので、直接言えって感じですけれど、期待していますよ!

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