2001-01-15 / 夢

僕はインドにいた。茶色い砂が広がる。井戸の周りには人が集まり、何やら相談している様子だ。

その中で一人空中をヨガのポーズで浮かんでいる僧侶がいた。僧侶らしく大きな布のようなものを簡単に羽織っている。彼はひどく黒い顔だ。目を閉じて手を胸の前で合わせていた。ふと気が付くと彼が井戸の方に落ちてくる。すごい勢いだ。そしてついに彼は井戸の中に落ちていった。音もなく静かに落ちていった。それを見守っていた人々や私は、井戸の淵に掴まり下を眺める。井戸は井戸らしく中は真っ暗で何も見えなかった。すると、今まで枯れていたその井戸からみるみる水が湧いてくるではないか！人々は歓喜し、乾いた大地はあっという間に潤ったように見える。その水を飲んでいる男もいる。水はやや泥の色が混じっていたが、彼らは気にすることなく手を叩き、跳び上がり喜んでいるのだ。僕は何故か、飲むことが間違えていることのように感じた。

僕はそこで目がさめた。

無性に水が飲みたくなり、ベットから立ち上がりコップに水を汲みあっという間に飲みほした。

不思議なことに、全く味がしなかった。

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