2001-05-29 / HONDA の FR

全国のホンダファンの皆さん、こんばんは。

つい最近までの、本田技研工業は FF 車に並々ならぬ固執を見せていた。本来、FF は乗り心地が悪いと言われ、高級サルーンのほとんどは FR を採用する。であるにも関わらず本田技研工業は、高級サルーンである LEGEND でさえ FF を採用し続けた。また、本来スポーツカーに関しても、素直なハンドリングを得るために FR を採用するのが、これまでの定説であった。しかし、本田技研工業は、FF で CIVIC TYPE-R 、INTEGRA TYPE-R というある意味世界一の FF スポーツを完成した。開発者のインタビューを見ても、あくまで FF を採用し続けていく姿勢を明確にしていたし、また有言実行した。しかし、本田技研工業は、われわれの度肝を抜く。

S2000 の発売である。

本田技研工業は、これまでの FF 開発を捨て去り、正に一から FR を作った。FR のノウハウが無い同社は、マツダのロードスターや日産シルビアを研究した。

S2000 は、ホンダの S の称号をかぶせる以上の意味を持っていたのだ。

このこだわっていても、やる時はトコトンやる開発精神（企業精神）が私を魅了して止まないところなのだ。

コメントする