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世の HTML 本
Last Modified : Sat, January 06 22:02:58 2018
2001-07-24 / 世の HTML 本
私みたいに、 W3C の勧告に従い Strict な HTML を記述している人間にとっては、世に出ているサイトや本などでリファレンスを参照することが多い。そうするとかなりの本やサイトなどはあまりにも、嘘・大げさ・紛らわしいの三拍子揃ったものであることが多い。これらの、サイトや本を参照してサイトを作成したとしても恐らく作ることは可能である。しかし、恐ろしいのはそんなサイトや本を、見て作った人々がまたその「嘘・大げさ・紛らわしい」リファレンスを作ったりしてしまうことである。こんなサイトは見たことありませんか?
初心者でもできるやさしいホームページ
私も立派な初心者だけれども、こんな本やサイトを見るほど愚かではない。しかし、この手の情報のいかに多いことか!そもそも、web site をホームページなどと呼んでいる本やサイトなどは見なくていいと断言できる。web site 制作に携わる人々にとって(彼らが W3C の信者でなくても)有名な間違い(あるいは、笑い話)がある。
<FONT>タグと<Hn>タグの違い
- <FONT>タグは、例えば<FONT size="4">などのように使用します。数字は 1 ~ 7 で指定します。大きな数字ほど字が大きくなります。
- <Hn>タグは、<FONT>タグと同じような働きをしますが、 n に入れる数字は 1 ~ 6 で指定し、<FONT>タグとは逆に数字が小さいほど大きくなります。
なんですかこれ。ということになると、ページ全体が <H1> で囲まれているページがあるんですね。笑えない。このようなこと堂々と書いているページがある本やサイトは読む価値がありません。これは正しくはこのように記述すべきです。
font と h の違い
- font 要素
- <font> は、将来廃止される予定の要素です。スタイルシートを利用しましょう。HTML 4.01 Transitional で記述する場合は以下の様に使用します。
- <font> の使用例
- <font size="4"> size 属性での指定は次のような指定が可能です。
- 1 ~ 7 の整数 具体的な大きさは決まっていません(ブラウザにより変わります)
- + や - を使用し、その時点のフォントサイズから大きさを変えることができます。例)<font size="+2"> ± を使用した場合サイズは上記の 1 ~ 7 になるように指定します。
- h 要素
- <hn>は見出しを示す要素です。n には見出しのレベルを表し、文書構造を正しく示すには、<h1> から順に記述するべきです。n は 1 ~ 6 までの整数を使用します。
- <hn>の使用例
- <h1>見出し1</h1> 一般的なブラウザでは、n の数字が小さいほどフォントのサイズが大きくなります。また、太字での表示になる場合もあります。
このような説明をしていた場合は、正しいかなと思います。細かい間違いを突っつく趣味はありませんが、もし参考になればと思うので。ちなみに上記の説明は私が書いたもの(誤っているものも、正しい例も)なので、突っ込みがあればよろしくです。
つか、なんでこんなこと書いてるんだ私。エロ万歳!
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