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知ったかシリーズ

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2003-06-26 / 知ったかシリーズ

知ったか自動車知識 7
ターボの話

ターボという言葉は聞いたことがあると思う。ターボってなんか速そうだ。ターボの仕組みについて簡単に勉強してみよう。

エンジンの仕組みの項で述べたように、エンジンが動作する際には、排気ガスが排出される。この排気ガスというのは爆発を伴って排出されるため勢いよく排出される。これを利用して羽根のようなものを回転させ、吸気側の空気、すなわちエンジンに送り込まれる空気を、強制的に圧縮し、高密度な空気をエンジンに送り込むのを、ターボと呼ぶ。

エンジンというのは、「大量の空気と大量のガソリン」があれば出力を増すことができる。よってターボは通常の大気ではありえない高密度の空気をエンジンに送り込むことができ、それに伴い高出力を得ることができるのだ。しかし、排気ガスを利用して空気を圧縮する力を得ているため、低回転の時点ではターボは作動せず、ある程度の回転 ( そして、ある程度の勢いを持った排気ガス ) をターボの動作には必要とする。簡単に言えば、アクセルを踏み込んでいない状態では、ターボは動作せず、アクセルを強く踏み込んだ時点でターボは動作を始める。これを時間差を「ターボラグ」と呼ぶ。本来意図しない状況で、ターボ回転を始めたりすると、運転者を驚かせることになったりするので、ターボを搭載したクルマを運転する場合は注意が必要だ。

ターボは、当然高出力を得るための技術だが、半面デメリットもある。燃費の問題である。空気を圧縮して利用するということは、それに見合ったガソリンをエンジンに送り込むことになり、燃費は一般に悪くなる。

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