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知ったかシリーズ

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2003-06-25 / 知ったかシリーズ

知ったか自動車知識 6
自動車メーカの話

日本にある車を製造している会社はいくつかあり、それぞれ特色のあるクルマ作りをしている。あくまで私感ではあるが、大手 3 社だけ、各社の紹介をしようと思う。

トヨタ自動車株式会社
世界のトヨタとよく呼ばれる、日本で最も大きい自動車会社である。無借金経営はもちろんのこと、売上高は実に、昨年度で 87,393 億円 を計上するマンモス企業だ。クルマ作りには、よく日本人らしいクルマ作りだと呼ばれ、覚え切れないほどのラインナップの多さ、そして、マーケティングを考えられているクルマは良くも悪くもトヨタらしさである。僕のトヨタのクルマのイメージ。トヨタのクルマは、ホントにそつがなくて、不満の出ない車が多いのだけれど、どうしてもとんがった部分がないのだ。内装もうまく作られているし、そのクルマに合ったエンジンを用意している。しかし、昨今 bB のような個性的なクルマを出してヒットさせるところを見ると、まだまだ余力があるのかもしれない。
日産自動車株式会社
技術の日産と呼ばれる日産自動車。いつでもトヨタに追いつけ追い越せとがんばっていたのだが、どうしてもトヨタには勝てない日産。でも、クルマ自体はとても独創的なものをたまに作る。名車、スカイラインだって、トヨタにはそれに相当するクルマはないし、GT-R の本物さや、ブランド力はトヨタのクルマにはないものだ。しかし、経営はあまりうまくなかったようで、ルノーからゴーン社長が来るまでは、かなり大変な経営状態だったようだ。しかしながら、彼の手腕により先日、有利子負債を 0 円にしたのとの株式総会での報告もあったように、かなり改善した。トヨタのクルマが、誰にでも愛されるクルマを作ろうとしているならば、日産はそれを真似してはいけないと思う。これは、最近の市場自体が、僕の感じる部分ではあるけれど、好きなものを買う市場になってきたような気がしてならないからだ。バブル期には、高いものからモノが売れて、世の中大きくお金が動いたが、現代では、自分の本当に好きなものを多少高くても買う、そんな市場になってきたような気がしてならないのだ。だから、トヨタの真似をするのではなく、日産が新しいトレンドを作れば、もっと大成功を収めることができるような気がするのだ。
本田技研工業株式会社
現在、最も元気のある自動車会社かもしれないホンダ。昨年の年間販売台数は、万年トップのトヨタカローラを抜き Fit が、日本で一番売れたクルマになった。スモールカー市場が大きくなったのも大きく後押ししているかと思うが、このカローラを抜いた実績は、かなり自動車関係者を驚かせたようだった。ホンダは、日本の自動車会社の中では、若い会社で、創立者の本田宗一郎氏は、カリスマとも呼ばれるほどの人である。かつて、バイクを作っていたホンダは、本田宗一郎氏の四輪でレースに出たいとの願いもあって、四輪を作り、レースに参戦し、一大メーカへ成長した。このレースに対する情熱や、実際の参戦、クルマの作り方もあり「スポーツや若々しさ」がホンダのイメージではある。しかし、昨今では 1 BOX ブームの先駆けでもあり、一時のスポーティなイメージからは離れているかもしれない。企業としてやっていく以上、売れないクルマを趣味で作り続けることはできないとわかっていても、少し悲しいものである。

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