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Web 上の小説のようなもの
Last Modified : Sat, January 06 22:01:57 2018
2004-06-10 / Web 上の小説のようなもの
深黒日々-逆芥川賞より。
所詮ネット上に転がってる小説もどきなんぞ、書いているやつの妄想のみなんだから許してやれよ。
誤字はこちらで勝手に直しました。
書いてるやつの妄想
なのは、書店に並ぶような小説群においても一緒だと思うが?作者の妄想なしに小説は書けない。テキストを書く上で、必要なのは、膨大な妄想と、それを文字にできる才能だと思う。ただ、一般的な人はどちらかが欠如しているか、あるいは不足している。
Web 上にあるものが全てクソだと言い切るのにも、賛同できかねる。少なくとも、僕は読み物としての Web 上の小説もどきを面白いと思ったことがあるからだ。一部のクソを読んで、全てクソだと言う論法は乱暴だ。
そして、これは繰り返される言い回しだけれども、面白くないと思ったら読まなければよいのだ。誰も強制するものではない。
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哀 : 2004-06-10 14:05
最初はどんな立派な小説も形のないただの妄想。それを金を払ってまで読むものにまで昇華するための"文字にできる才能"や己の表現力を伸ばすための努力が必要不可欠。その点、ネット上のものは概して"妄想のみ"。
冒頭の引用文はジュンさんが仰るようにネット上のものをすべて切り捨てている文章のようにも十分見えるのですが、敢えて、中の "のみ" という二文字が秘める可能性を申し上げてみました。この文章だけでは Nezmi さんの本意を確定させることは難しい――つまり、ここで決め付けて話を展開するのは乱暴かと思われます。
早くから不特定多数のフィードバックを得られるインターネットという場のおかげで、芸術分野の質はきっと底上げされるでしょう。それは即ち、目に入る落書き――クソの量も増えると言うことになりますね。後の段落には自重の意味でも強く同意します。
kotaro : 2004-06-10 15:29
芸術って不特定多数のフィードバックを受けることで、その質や価値が向上するものなんだろうか。とふと心に浮かんだ事をつれづれなるままそこはかとなくコメントしてみるテスト。
ジュン : 2004-06-11 13:18
哀たん、kotaro たん書き込みありがとう。
https://web-cafe.biz/~prelude/archives/2004/06/11.php
こちらに返信の代わりに書きました。