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走ることについて語るときに僕の語ること

Last Modified : Sat, January 06 13:01:41 2018 RSS Feed

2007-10-21 / 走ることについて語るときに僕の語ること

村上春樹は、走る小説家である。世界で開催されるフルマラソンに毎年出場し、さらにトライアスロンの大会にも出場する。この本は、自身の「走ること」について書いた本である。ただし、エッセイほど軽くはない。2005 年から2006 年の 1 年かけて、村上春樹自身が走ることと小説を書くことの相関を整理しながら書き進めていった結果生まれた作品だ。

彼の作品は、主に 20 代から 40 代にかけての層にファンが多いと想像できる。村上春樹自身は既に 60 歳になろうかという歳になっている。僕はこのことに驚いた。彼は今も毎日ジョギングをして、マラソンを走りきる。世間の 50 歳代は、こんなに元気か?

この本は、彼も言うように走ることを勧めたり、こんなに素晴らしいという話ではない。いつもの読み慣れた彼の文体で、走ることを自己分析している。そして、これまであまり自身を語ることがなかった彼には珍しく、過去の自身の話もいくつか出てくる。作家デビューの前の話、デビュー当時、走り始めた頃、そして歳を重ねるということが静かに、そして確実に彼の走りに影響を与えたこと。

僕はこの本を読んで、走りたくなったりはしなかったけれど、自分の好きなことをひとつでも、少しでもやっていければいいなと思った。それはどんなものでもいい。身体を動かすことなのか、趣味なのか、何なのかはわからないけれど。

走ることについて語るときに僕の語ること : 村上 春樹

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