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Versailles 「Lyrical Sympathy」レビュー

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2009-05-07 / Versailles 「Lyrical Sympathy」レビュー

さて、前回のエントリで、紹介した Versailles だが、この紹介エントリでは、HIZAKI がかわいいということしか伝わらないという結果になってしまうので、今回はアルバムを紹介してみようかと思う。今回取り上げるのは、Versailles 名義で最初に発売された「Lyrical Sympathy」を紹介しよう。

「Lyrical Sympathy」は、全 7 曲収録されたミニアルバムで、シンフォニックなテイスト溢れるドラマティックな音を楽しめる。HIZAKI grace project と違いメロスピ一辺倒ではない。ただ、それに近い音も愉しめる。容姿は王道的なヴィジュアル系だけれど、やっている音はメタル。

1.INTRO
シンセサイザー使用の荘厳なイントロ。次の The Love from a Dead Orchestra へ続く。
2.The Love from a Dead Orchestra
8分29秒の大作。様々な展開が次々から繰り出すメロディックな曲で、彼らの世界観が如実に表れたドラマティックで素晴らしい曲。途中であまりにも展開が変わるので、曲が変わったのかと思うほど。
3. Shout & Bites
こちらはノリのよい印象的なサビのナンバー。このバンドのコンセプトは薔薇の花にあるということなのだけれど、歌詞にもよく出てきます。
4. Beast of Desire
ヘビーな疾走ナンバー。HIZAKI 作曲。ドラゴンフォースとかソナタアークティカ的な速さ。このような速い曲は、HIZAKI の得意とするところであり、醍醐味でもあり特徴的なところ。伴奏のギターの刻みもいいですね。あとドラム大変そう(謎)。
5. Forbidden gate
ちょっと一休みして、テンポダウン。切ないメロディを淡々と歌い上げる。途中展開がプログレっぽくなる。
6. The Red Carpet Day
スピードアップ(グラディウスの声で)。このようにパイプオルガンの音と、ヘビーメタルな音は相性がよく、好みであります。ギターの TERU の筆による曲。合いの手とかの声とかもライヴで盛り上がりそう。
7. Sympathia
ピアノから始まって、クサいギターから入るバラード。余韻を残しながら、このミニアルバムは幕を閉じる。

スケジュールの関係で、7曲しか用意できなかったとのことだけれど、なかなか聴き応えがあるアルバムである。amazon.co.jp で購入すると高いのは、世界デビューが先だったので、イギリスからの逆輸入盤だから。本家で買えば £12.69 で購入できる。また iTunes で購入すると 1,400 円だ。iPod ユーザにはこちらがお勧め。

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