Web Café Weblog - Archive
Versailles という素晴らしいバンドを発見
Last Modified : Sat, January 06 22:01:38 2018
2009-05-06 / Versailles という素晴らしいバンドを発見
先日、HIZAKI grace project について紹介した。このようなインディーズのバンドについては、いい音を出していたとしても、なかなかどうして、流通の関係上どうしても知られることが少ないから、個人的には、Webの情報にすごく助けられたりする。他人のレビューを見て、失敗なさそうだったら、少し冒険してもいいかなとか思ったり、Webで試聴できたりなどなど。特に試聴については、品定めするにもすごく大切。なので、MySpace のようなアーティストがアピールできるような場所ってインディーズのバンドにとっては、すごく大事だと思う。
さて、紹介した HIZAKI grace project のHIZAKI は、現在 Versailles というバンドで活躍している。Versailles は、ヴェルサイユと読む。Versailles は、Web をうまく利用して世界での人気を獲得したバンドである。YouTube で、「冗談で」作った自分たちのバンド Versailles のプロモーション動画をアップロードし、外国人の目に止まり日本より先に海外から取材の依頼が殺到。メディアの露出が日本より海外の方が多いなんていう現象を起こし、そのまま海外デビューへの道を自分たちで開拓してしまった。日本では地道にインディーズのバンドらしくライブハウスツアーでまわっている。ただし、メディアの露出も徐々に増えている状況のようだ。今日の時点では、未だインディーズではあるが、まもなくメジャーデビューとなる予定。海外では既に日本より先にメジャーレーベルでの発売はしているのかな。
このバンドは、以前紹介した HIZAKI と、MALICE MIZER のローディから始まり、その後いくつかのバンドを経験した KAMIJO が中心となって結成された。KAMIJO さんは、現在のこのバンドのヴォーカルであると同時に、総合的なプロデュース、作曲、アレンジなどと Versailles の要となっている人物である。HIZAKI は、バンドの中心というよりは作曲者として、演奏者としてこのバンドに参加している。ただし、今もかわいいが。
バンドのメンバー自体は、以前紹介した HIZAKI grace project とダブっているメンバーも多い。もう一人のギターとベースは HIZAKI grace project から一緒。ギタリスト Teru は、お姫様スタイルの HIZAKI に対して、やややんちゃな女の子的な衣装だったが、Versailles では、ファイナルファンタジーのシーフのような盗みのスキルが高そうなイメージのキャラクターになった。うまく伝わらないと思うけれど、まあ、どっちかというと男性よりの衣装に。ベースの Jasmine You は、HIZAKI grace project から変わらず、女王様の様な風貌で妖しい魅力を醸し出している。HIZAKI は、ソロのプロジェクトの時と同じようにお姫様のような衣装で、ギターを弾いているが、ややバンドのイメージを大切にしてあまり表に出すぎないポジションにいるようだ。ただし、今もかわいいが。
ヴォーカルの KAMIJO だが、かなりクセのあるヴォーカルだ。鼻が詰まったような氷室京介、Glay のテルというか、とにかく好き嫌いがはっきり分かれそうなタイプ。僕は、あまり歌詞を聴いたりしてヴォーカルを中心に聴いたり、一緒に鼻歌を歌ったりカラオケに行って歌いたいとかいうタイプではないので、あまり気にならないのだが、これはダメな人がいるのも正直わかる。ただし、ヴィジュアル系としては、そんなに珍しいタイプではないかと思うので、その辺にあまり違和感を感じない人であれば問題はないかもしれない。ただ、KAMIJO の作曲する曲や、プロデュース的な意味合いでの仕事については、個人的には、非常に評価している。彼独自の世界観を持っているのがわかる。
また機会があったら、彼らの音源について紹介のエントリーをしたいと思う。
Trackback Data
- この記事に対する Trackback
- https://web-cafe.biz/~prelude/diary/mt-tb.cgi/1570
- この記事のリンク先
- "Versailles という素晴らしいバンドを発見" @Web Café Weblog