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HIZAKI grace project 「Dignity of crest」レビュー

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2009-05-03 / HIZAKI grace project 「Dignity of crest」レビュー

前回のエントリでは、ある一部の人には「んなことわかってんだよ」ってな話題だったかも知れないが、実は今回のエントリを書きたくて敢えて書いたエントリ。

今回紹介したいバンドは、HIZAKI grace project というバンドだ。バンドの名前にも入ってる HIZAKI は、ヴィジュアル系メタルバンドを転々として、現在は Versailles というバンドの中心人物で活躍するギタリストだ。HIZAKI grace project は、Versailles の前身バンドとも言えるし、Versailles と平行しているソロプロジェクトとも言える。ヴィジュアル系というと、どうしてもなよなよしたパンキッシュなサウンドを思い浮かべる諸兄もいるかもしれないけれど、ところがどっこい HIZAKI が聴かせるサウンドは、メタル好きにも充分満足できるサウンドとなっている。ただし、メタルってのは流派が多く存在するジャンルである。彼のサウンドの主流たる音は、ネオクラシカル・メロディックスピードメタルな感じの音である。欧州の様式美メロスピが好きであれば、大体 OK だ。大丈夫、疾走チューン多いから!

さて、彼のプロジェクトの代表的なアルバム「Dignity of crest」 を聴いてみた。1曲目に収録されてる 「Philosopher」を聴いてみよう。

どうでしょう? 好きな音でしたか? 僕はストライクでした。ヴィジュアル系であるが故に、彼らはそれに沿った格好をしていますが、特にそれは問題ではないのです。音が好きか嫌いか。もちろん醜い女がやっているよりは、綺麗な男子が演奏していた方がいいのです。うはは。

さて、このギターを弾いている HIZAKI さん、すごくかわいい顔をした男の子なんですが、この YouTube 動画を家内に見せ Google 画像検索結果を提示したところ、いたく感動し IRC で、「ゴスロリ美少女がギター超うまいとかある意味夢のシチュエーションじゃまいか?」というお言葉を発せられ、Asano さんが描いた Hizaki くんのイラストに使われたり某所で盛り上がったりしておりました。

やばい、話がずれた!! て、かわいい女の子には弱いですよね。男の子ですけど。というわけでは、前述のようにサウンド自体は、非常に正統派なメタルなサウンドです。ヴォーカルが MALICE MIZER が空中分解した後に mana 様が結成しているバンド Moi dix Mois に初代ヴォーカルとして在籍していた Juka 。Juka は、Moi dix Mois にいたという事実から想像できるように、Gackt を想起するようなスタイル。このヴォーカルスタイルは、メタル畑の人には違和感があるだろうが、許容できるならば HIZAKI を中心とした演奏に心を奪われるであろう。まあ、僕が言うのもあれだけど、別に女装する必要性をあまり感じないが、彼らが好きでやっているスタイルだろうし、いろいろな発言を見ると、ヴィジュアル系と自称しているし、特にこだわっているのであればいいのではないだろうか。

さて、アルバムを一枚レビューしていこうと思う。

1.Philosopher
前述、YouTube の動画の曲。物悲しげなチェンバロから始まって激しいギターサウンドのイントロ。疾走するリズム。展開といいサビ、ギターソロといいクサいサウンドが、次から次へと襲ってくる堪らない曲。彼のプロジェクトでは代表的な曲ではないかと思う。
2.cradle
スラッシーなメタルナンバー。
3.Mizerable
中間でギターを使ってモーツァルト交響曲第40番 第1楽章 がフューチャされているナンバー。全体的にも完成度が高い代表曲。オルガンも入って終演。
4.Hover mind
メタル畑の人に言わせたら、できそないのデス声とか言われそうなヴォーカルの曲。ギターがヘビーに刻む
5.Everlasting Dream
これは、真正面から往年のヴィジュアル系サウンドっぽい作りの曲。ラルクアンシエルとか、D'ERLANGERとかが歌ってそう。シングルとしてリリースしても結構売れそうないい曲。歌詞にも夢がたっぷりだし。
6.solitude
またまた疾走ナンバー。もちろんメロディも存分にクサい。早弾き一辺倒ではなくやはり日本人の感性を大いに刺激するクサいメロディーは大切なのである。
7.独裁者の渇望
これもデスっぽい声のリズムカルな曲。ギターソロでは弾きまくり。そしてハモり。いいねえ。この展開。
8.OVERTURE
インストゥルメンタルな小曲。アルバムの1曲目に来そうだけれど、なぜかここにいる。そして9へ続く。
9.Ritual
プログレッシブなロックな影響を感じる熱いナンバー。ヴォーカルのファルセットでのサビが印象的。この曲もギターソロが熱い。
10.Winter farewell
ラルクアンシエルにありそうな曲名だが、当然別の曲。バラードの曲。ピアノとシンセサイザのストリングスで盛り上げる。
11.永遠の刻印
インストゥルメンタル。ストリングスの小さな曲で静かにこのアルバムは終わる。

Web 上で、このバンドは X が好きな人なら好きになるんじゃないかな、なんて発言を見たりするが、X のようなサウンドとはちょっと違うと個人的には思う。これはあくまでメタルを基調としたサウンドであり、X のフォロワーではないと思うのだ。もちろん、世代的には X の影響が皆無ではあるとは思わないが( HIZAKI が現在所属している Versailles は、hide memorial summit に出演したこともある ) 、近いサウンドを期待するのは間違いである。しかし、ジャンルや影響を気にしていたらきりがない。そんなことより自分の心に響く音楽なのかどうかが判断の基準である。

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