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Google Cloud Platform に移行

Last Modified : Sat, June 01 11:54:06 2019 RSS Feed

2018-01-07 / Google Cloud Platform に移行

仕事上、AWS の勉強を少しずつ進めている。AWS のライバルとなるのは、現状はほぼ Microsoft Azure と Google Cloud Platform だろう。パブリッククラウドを語る上では、前記のサービスはもちろん抑えておきたいところ。とは言え、提供できるサービスを作ることができるわけでもなし、自分のお金を使わずに、無料の範囲内で遊ぶくらいしかない。と考えていたところ、Google Cloud Platform では、まずは敷居を下げて、あるいは検証目的で使ってもらおうということなのか、はたまたAWSの 1 年無料枠に対抗したのか、無料枠を大幅に増強してきました。例えば、AWS でいうところの EC2 である Google Compute Engine が、最小インスタンス、かつ北米リージョンであれば、30GB も使えてずっと無料。またAWS でいうところのS3 のサービス、Google Cloud Strage も 5GB 無料となっています。その他も無料枠がたくさんある。ちなみに通常使用料も、1 年に限り $300 までは無料。

もう乗っからない手はない。このビックウェーブに。ということで、ほとんど誰も来ないこのサイトに対して毎月数百円も支払っているのを、無料にできるなんて財布にも優しい!勉強がてら今まで使っていた京都のクラウドから、Google Cloud Platform に乗り換えてみました。このエントリーをご覧になっているということは、うまくサーバが稼働していますね。

構成は以下の通り。

OS
Linux(CentOS7)
Web サーバ
nginx(php-fpm,spaw-fcgi)
DB サーバ
MariaDB

絵に描いたような LEMP 構成です。本当は AWS でいうところの RDS を使って、MariaDB を使いたかったのですが、残念ながら無料枠がないので断念しました。

さて、使ってみての感想。Google Cloud Platform のコンソールは、とても Google らしい画面構成でわかりやすい。Firefox で一部正しく描画されずに困ったことがありましたが、概ね良好です。サーバですが、さすがに「f1-micro インスタンス」は遅い。CPU は、バーストしてくれるので一時的な処理は、なんとかなりそうだけど、メモリが 600MB しかないので逼迫します。Movable Type の再構築を試しに実行したところタイムアウトしました。そもそも誰も来ないサイトなので、普通にサーバを止めて、どうせ $300 まで無料で、かつ余りそうなので一時的にスペックアップして再構築だけさくっと回しました。その後、f1-micro インスタンスに戻しました。クラウドはクラウドらしく使わないともったいない。全てのエントリーを再構築することはあまりなく、f1-micro インスタンスでエントリを1つ更新するような普段の作業なら、全く問題ありません。この記事をあなたが読んでいれば、問題なかった証拠です。

どうせ人がこないサイトなら、nginx も MariaDB も小規模サーバ構成で行けるので、この辺のチューニングを今後やっていきます。いずれにしてもサーバの設定が苦でなければ、自由に使えるのはやっぱり楽しい。私のように弱小個人サイトの本番環境を構築するような人は、稀かもしれませんが、検証環境には、最適ではないかと思います。

yas323 : 2018-05-03 12:59

思い当たるふしありて、このビッグウェーブ乗らせていただきます。情報ありがとうございます。

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