2001-08-23 / 外食産業

皆さんは外食産業に勤務したことはあるだろうか ? 私は、2 つの店の経験があるのだけれど気になることがあった。

残飯である。日本は飽食の時代になったとよく言われるが、外食産業に従事して厨房にいると、残飯の量に驚くばかりである。私が小学生の頃は、クラスに一人か二人くらい貧乏な人がいたものである。私は、その一人であったけれども本当に食べるものがなくて困っていた時もあった。

かれこれ私も、学生になりアルバイトをするようになり、大手ファミリーレストランの厨房にいると、その残飯の量に驚いたものであった。決して安くない価格の料理を注文し、食事をして残された皿が戻る度に、私はため息をついた。この料理が、貧乏だったあの頃の私や、恵まれない人々に分け与えることができたなら、何人の人々が救われることであろうか。

以降、私は、外食をする時は残さず食べるように心がけている。厨房の人が私のようにため息をつかないように。

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