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知ったかシリーズ

Last Modified : Sat, January 06 22:02:17 2018 RSS Feed

2003-06-22 / 知ったかシリーズ

知ったか自動車知識 3
太いマフラーの話

よく街行くクルマで、マフラーを交換しているクルマをみかけることがあるだろう。これは、どのような理由からなのだろうか。ここでは、マフラーの役割について書いてみることにする。

マフラーの役割は、大きくふたつの役割があり、交換するメリットも全くないわけではないのだ。

  • 消音器としての役割
  • 排気ガスの清浄化

マフラーは、上記の役割を担っている。まず、消音器としての役割だが、これは、エンジンから出たばかりの排気ガスは、高温であり、そしてとてもうるさい音を発生する。これを、環境のために音を減らすのが、マフラーの重要な役割のひとつである。仕組みは割りと単純で、筒の途中に消音器を設置、二つのパイプに排気ガスを消音剤の間でくぐらせ、音を消す仕組みになっている。経年変化で、消音剤の効果も薄れていくので、本来は定期的にマフラーを交換するのが望ましい。が、クルマ自体の買い替えのサイクルからすると、そんなことをしている人はあまりいない。

そして、排気ガスの清浄化。これは、有毒なガスを含むエンジンから排出された、排気ガスは、触媒と呼ばれる装置を通して、マフラーの後部に排出される。モータースポーツ用のクルマなどは、この触媒さえも、排気する上での抵抗になるとして、排除しているものもある。

さて、最初に話は戻って、純正のマフラーから、社外のマフラーに交換した場合のメリットだが、排気ガスの排出は、エンジンの出力を上げるためには、できるだけスムーズなものがよい。そして、大量に排出できるものがよい。純正品のマフラーは、消音性を重視し、燃費をも重視した作りになっているので、性能的にもそつがない。しかし、社外マフラーに交換した場合、パイプ径は大きくなり、ステンレスなどの素材で、さらにスムースに排気ガスは通れるように再設計してあるのだ。よって、排気ガスは大量に、そしてスムースに抜けていくのである。

しかしながら、昨今では、ファッション性を重視した性能をあまり考えないパーツも見受けられるのも事実である。マフラーは、交換すると一般的に音がうるさくなってしまうものだが、ただ音を極端に大きくするものであるとか、ただ太いだけといった製品もある。

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