2004-02-01 / レコードを取り巻くものについて

先月からお気に入りの陰陽座ですが、彼らの最新マキシシングルは、最近には珍しく規格に沿った正しい CD です。似て非なる円盤とは訳が違います。てか、やっぱりアレだよな。僕が今回のように「いいものだからちゃんとお金を出して購入する」っていうのが、レコード会社やアーティストのためになるわけで、この僅かばかりの僕のお金が、彼ら (勿論この場合、アーティスト、誰もレコード会社のために CD を購入しようなどとは思わない) の音楽活動や日常生活の糧になればと思えば素直に購入しようと思うですよ。

でも、僕自身は、WinMX などのツールを使って、音楽ファイルを交換してしまうことの気持ちもわからないでもない。僕がこのようなものを使うならこう思うはずだ。「買うまでもないし、借りるまでもないから交換でタダで手に入るからゲットしちゃえ」

個人的な気持ちの話になるかもしれないけれど、本質的に、今欲しいと思う音楽が少なくなっているのかもしれない。浜崎あゆみなんかの円盤を買おうとも思わないし、逮捕という恐怖に怯えながら、交換ソフトで交換しようとまで思わない。勿論、僕が最近気に入っている陰陽座だって、どっちかというと「一般受け」するものではないし、むしろ嫌いな人が多いと思う。けど、僕自身はそれの対価として現金を払ってもいいと思っているのだから、レコード会社は、表面上の問題だけを、なんとかしようとするのではなくて、買おうと思わせるような曲を作らせてあげるよう環境を作ってあげたりすることにお金を使うべきだと思う。

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