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Movable Type 構築(妖艶編)
Last Modified : Sat, January 06 22:02:01 2018
2004-03-30 / Movable Type 構築(妖艶編)
自宅サーバの人とか、サーバ管理とかしてる人とか、Movable Type ってどうなのよと思っている人とか、Movable Type を使っていて、サーバの中の人がどういう作業をしているのか知りたいという人向けに、僕が今回作業した内容を書いておこうと思う。さっきのは言い訳で、ホントは自分のためのメモです。
前提となるのは、UTF-8 の環境、さらにPostgreSQL での Movable Type の運用です。サーバ OS は、Vine Linux ですが、大半の Linux は、多少パスを変えてあげればほとんどそのまま使えるかもしれません。
下準備
- まず、Movable Type から、Movable Type を持ってくる。メールアドレスを入力すれば落ちてくる。Linux な君は、TAR ボールの方を落とすといつもの感じで素敵。
- 展開。できたものをサーバの Movable Type の設置するディレクトリあるいは、実験を行うディレクトリにアップロード。 *.cgi なファイルは、
chmod +x
で、実行属性を付与する。この辺はまあ、あれだけど。 - ブラウザから、mt-check.cgi にアクセス。自分のサーバに何が入っていて、何が足りないか表示される。とりあえず、僕の場合は、ほとんど何も入ってなかった。(;´Д`)
ここまでは、自力で掲示板くらいは設置できる人なら 3 分くらいで終わるので、あまり詳しく書かなくてもいいかもしれないけどね。あと、日本語パッチはあてるべきだけど、その辺はMilano::Monolog: 日本語化パッチが詳しいから参考に。
必要なものをゲット!
PostgreSQL
- /usr/local/pgsql というディレクトリを作っておきましょう。
# mkdir /usr/local/pgsql
- PostgreSQL の root 的立場であるユーザを作成します。ここでは伝統(謎)にならって postgres というユーザを作ります。
# adduser postgres
- さきほど作ったディレクトリのオーナを postgres にします。ついでにホームディレクトリにしておくと吉かも。
# chown postgres:postgres /usr/local/pgsql
- できたてほやほやの postgres たんになります。
# su postgres
- ディレクトリを移動します。 - でホームに移動でもいいかも。お好きな方を。
$ cd /usr/local/pgsql
- 展開する場所を作ります。適当な名前でもいいですが。
$ mkdir src
- 作ったディレクトリに移動します。
$ cd src
- ソースをかっぱらってきます。近いところがいいです。
$ wget ftp://ftp.jaist.ac.jp/dbms/PostgreSQL/source/v7.4/postgresql-7.4.tar.gz
- 揉みほぐすように展開します。ちなみにオプションは僕の手癖です。
$ tar zxvf postgresql-7.4.tar.gz
- できたディレクトリに優しく挿入します。
$ cd postgresql-7.4
- ここからは貴方の思うとおりに動いてみてください。彼女の反応を確認しながら!!
$ ./configure --enable-multibyte=UNICODE --enable-syslog
- 思いっきり発射します。
$ make
- ついに結ばれました。
$ make install
- 今回の方法では、/usr/local/pgsql の下にインストールされるので、各種コマンドを使えるようにするため、bash などのシェルを軽く優しく触ってあげます。
- $ su
POSTGRES_HOME=/usr/local/pgsql
export PATH="$PATH":/usr/local/pgsql/bin
export PGLIB=$POSTGRES_HOME/lib
export PGDATA=$POSTGRES_HOME/data
export MANPATH="$MANPATH":$POSTGRES_HOME/man
- 適用します。
# sorce ~/.bashrc
- データベースの初期化を行います。事が終わっても寝るようなことがあってはなりません。
# su postgres
$ initdb
- Success. You can now start the database server using : と表示されたら正常終了しています。おめでとうございます。
- 実験で起動してみましょう。
$ postmaster -S
$ psql -l
- これでエラーが出なければ大丈ブイ!! シュワちゃんもびっくりです。さらに、ここで templete0 と templete 1 が確認のためのデータベースです。エラーが出た場合は、postgres で起動しているかを確認します。( root で起動しがち)
- 一旦 postmaster を終了します。
$ pg_ctl stop
これで postgreSQL のインストールは終了しました。/sbin/chkconfig pgsql on
で、自動起動するように設定して終わりです。←疲れたらしい。
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