Web Café Weblog

Diary 2009-01

Passed days diary...

2009-01-06 / AREA51 という素晴らしいバンドを発見

久しぶりに俺好みの素晴らしいバンドに出会った。AREA51 である。このような自分の音楽シーン[謎]を変えるほどの出会いは、思い返してみると前回は「陰陽座」だと思う。そして、AREA51 に出会った今回もまたヘビーローテーション再生祭り実施中である。AREA51 は、インディーズシーンで活躍する女性ヴォーカルの Kate 嬢を擁したネオクラシカルメタル/メロディックスピードメタルバンドである。音楽的な系統としては、Yngwie Malmsteen (イングウェイ・マルムスティーン) や、Impellitteri (インペリテリ)、Stratovarius (ストラトヴァリウス)、Sonata Arctica (ソナタ・アークティカ) などが近いところになるだろうか。彼らの音楽のエッセンスを取り入れつつ、ギター石野洋一郎氏が、作曲編曲している。日本人の作品なので、我々の好みであるところクサくて心地よい音が含まれているために、非常に心地よいメロディを奏でてくれている。中心メンバーである石野氏のギターのテクニックも勿論であるが(彼に影響を与えた上記のメンツを見れば、どのようなギターを弾くのか想像がつくであろう)、彼の作品の存外に優れている点は、メロディが素晴らしく正に「捨て曲」がないことであろう。優れたメロディメーカである彼の能力には、今の段階ではインディーズではあるが、メジャーで活躍するのではないかという予感が強くする。今の音楽シーンでは、ジャンルとしてのヘビーメタルは非常にお寒い状況ではあるので、逆にブレイクするチャンスがあるのではないかと思う。彼らに近い音楽性のバンドも見あたらないのも好機である。まあ敢えて言えば、Dir en grey か、X Japan が近いか。

そして、ヴォーカルの Kate 嬢であるが、彼女の声質も心地がよいものである。耳あたりがよく嫌味がない。曲によって声の表情を微妙に変化させていて、これもまた素晴らしい才能であると思う。ヘビーメタルだからもちろん曲によってはハイトーンヴォイスもあるが、ヘビーメタルバンドにありがちな「耳障りな無理に絞り出したハイトーン」もなく、あるいは彼女の気持ちよく出せる音域で歌っているのかもしれないし、僕自身も気持ちよく聴くことができる。

ベースとドラムスについては、最近メンバチェンジをしており、音源として聴けるものが現在在籍しているメンバと異なるかも知れないために、本稿[謎]では敢えて言及しない。

AREA51 の音源は 2 枚のアルバムと 1 枚のシングルを発売しており、主に通販での販売と iTunes での販売を実施している。彼らの音源を試聴して気に入ったら是非応援する意味で、購入してあげて欲しい。優れたバンドは、彼らの作品を購入することで、応援できるのだ。だから僕は、自分の好きなバンドやアーティストの作品は、コンパクトディスクを購入するようにしている。違法にダウンロードしたり、iTunesでの販売で入手することができる (iTunes でのダウンロードも勿論彼らの収益になると思うので、それは否定しない) 世の中だけれど、僕はファンとしてのできることはしたいのだ。応援などというオブラートに包んだ言葉ではなく、お金があれば彼らの収入も確保されるのであり、アーティストとして活動ができるのだから。

話が横にそれてしまった。出会いである。僕は彼らを Amazon で知ることになった。Amazon を巡回していると、おすすめのアイテムが表示されるのは皆さんもご存じであろう。その際に AREA51 の「 Daemonicus 」が表示され、そのアルバムジャケットを見て、興味を持ち商品紹介ページを見てみた。むむむ。なかなか僕の好みに合致したアーティストの予感がした。数多あるヘビーメタルバンドにあって女性ヴォーカルであるという珍しさも興味を引いた。早速 Google で検索。彼らのサイトを見つけ、Myspace に飛んで曲を試聴してみた。最初に流れる「 JUST LIKE A PRAYER 」で、”おおっ”となり一通り聴いてみて、僕の予感がうまく的中したことに嬉しさがこみあげてきた。試聴で間違いがないことがわかったら早かった。iTunes を起動し、検索し購入。しかも全曲。(後にアルバムとシングルで曲がダブることに気がついたが)

ここから僕のヘビーローテーションの日々が始まる。彼らの曲を、長い通勤時間にアルバム 2 枚とシングル 1 枚を余裕で全部聴くことができるので、行きと帰りに聴いた。毎日聴いていると、やはり彼らの音が僕にとっては素晴らしい体験であるという確信が生まれる。そして、僕は我慢できずに犬神[誰]に、教える。

「AREA51 ていうすげーかっこいいバンドあるんだけど知ってる?」

「聴いたことない」

「ネオクラシカルメロディックスピードヘビーメタルバンドなんだけど。」

「何その私にストライクな音源www早く教えてよww」

「うはw今聴かせてやんよww」

というわけで、家内にも布教が完了。僕のヘビーローテーションの日々に彼女も加わることになる。僕は好きになったバンドの曲は繰り返して聴く傾向があるのだ。宇多田ヒカルさんは、1 ヶ月くらい繰り返して聴くらしいので、僕はまだまだだと思うけど。

こうして毎日 6 時間くらい AREA51 を聴きまくって過ごしているので、Last.fm でのカウントも 800 を超えるほどになってしまった。聴きすぎ。

AREA51 OFFICIAL WEBSITE
http://www.area51-web.com/
MySpace.com - AREA51 - JP - Metal
http://www.myspace.com/area51web 試聴可能

2009-01-07 / AREA51 「Ankh」 レビュー

今日は、前回紹介した AREA51 の発売されているアルバムを紹介していこうと思う。

今回紹介するのは、ファーストアルバムの Ankh である。このアルバムは、2005 年 8 月 8 日に発売された。全 9 曲のアルバムで、うち 3 曲がインストゥルメンタル曲。全体の印象としては、疾走曲ありミドルテンポあり、落ち着いたインストゥルメンタルもあるが、ダルい曲もなく全体に引き締まった印象がするアルバムである。

1. Invitation

ヘビーメタルアルバムの 1 曲目ってのは、謎のインストゥルメンタルの入っているのが、基本というか王道なんだけれども、AREA51 のファーストも、裏切ることなかった。1 分 38 秒の小さな曲だけれども、なんとなく懐かしい感じがする。例えるならば、X の Vanishing Vision に入っていそうな曲。

2 .Chaotic Phase

この曲は、ファンの間でも人気が高い曲のようで、僕も気に入っている。YouTube で、本人出演のギター演奏を見ることができる。

間奏のギターとキーボードのユニゾンなどは必聴。彼らの音を最もよく表現している表題曲だと思う。

3. Extend Wings

キャッチーでポップなロックナンバー。

4. Domain

インストゥルメンタル曲。シャッフルのリズムでギターを弾きまくってる。Yngwie Malmsteen が一番輝いていた頃のアルバムの中盤にありそうな曲。キーボードの感じとか本当そんな感じ。

5. Fate

これも Yngwie っぽいイントロから始まる曲。このつながりもいいね。ちょっと切ない感じのヴォーカルが、耳に残る曲。ソロもいい。

6. Sky Above Clouds

Kate 嬢が初めてレコーディングした曲とのこと。結構伸びやかに歌ってるので、言われてみなけりゃわからん。ソロの展開とかが、AREA51 っぽい感じが出てるね。

7. Alea Jacta Est

曲名は、「サイは投げられた」という意味のラテン語とのこと。印象的なサビ。疾走ナンバー。演奏は疾走しているけど、歌のメロディーはゆっくり流れるという、メロスピでは王道な作り。ニヤリってするよ。

8. Ankh

とても、寂しい感じがするインストゥルメンタル曲。例えるなら、ファイナルファンタジーで誰か殺されたキャラがいて、池のほとりとかで星を見上げながら涙する時に流れてるような感じの曲。

9. The Last

速いパートがずっと走ったかと思ったら、ソロの展開がチェンバロっぽい音とギターが弾きまくっており、展開がすさまじくチェンジしまくる。んで、ハーフテンポ。個人的には、この後に最後に疾走が欲しかった(笑)。最後を飾るプチ大作。

このアルバムは捨て曲もなく、素晴らしいアルバムである。僕は iTunes で購入した後に、コンパクトディスクも Amazon で購入しました。

2009-01-08 / AREA51 「Daemonicus」 レビュー

今日も、前々回、前回と紹介した AREA51 の発売されているアルバムを紹介していこうと思う。

今回紹介するのは、セカンドアルバムの Daemonicus である。このアルバムは、2008 年 3 月 5 日に発売された。全 10 曲のアルバムで、うち 2 曲がインストゥルメンタル曲。全体の印象としては、前作より 3 年の年月が経っているのも影響しているのか、より進化し、彼らの表現方法としての引き出しが増えたのを実感できるヴァラエティに富んだ作品となっている。前作の荒々しさとも正直さとも言える部分は影を潜め、より表現力を増した彼らの楽曲が愉しめる 1 枚となっている。

このアルバムを仕上げるにあたって、マスタ作業を北欧のフィンランドにある Finnvox Studios で作業している。北欧系のメタルバンドは、Nightwish (ナイトウィッシュ), Stratovarius (ストラトヴァリウス) のようなキラキラ、いや、めちゃめちゃキラキラしまくってる音が特徴的なのだけれども、その音を再現したくて、このスタジオをチョイスしたとリーダでギターを担当している石野洋一郎氏は述べている。

1. Introitus

前作同様一曲目は、インストゥルメンタルの作品。今回は、ブラスを使ったりしている。荘厳な曲で、次の Les Anges に続く。

2 .Les Anges

前作では、Chaotic Phase が 2 曲目。すなわち疾走する曲で勢いよくスタートしたが、今回は敢えてそれを外したのであろう、やや複雑な展開を持った曲。Kate 嬢の声の調子も前作とは表情が違い、知らないで聴くとおそらく別人だと思うかも知れないほど。このあまり表情のない感じの声の感じも悪くない。

3. Ashes

この曲も、なんとなく Yngwie っぽいイントロで始まる曲。ヘビーな音でなかなかかっこいいリフを聴かせてくれる。この曲も Kate 嬢の表情が異なり、前曲よりも表情が豊かになり、ライヴに近い感じに歌っているのではないだろうか。

4. Venus 〜croix eternelle〜

しっとりした聴かせるバラード。前作にはこのようなバラードがなかったので、この曲が初のバラードの曲になるのか。切ない旋律を奏でるピアノにのせて、Kate 嬢が歌い上げる。犬神さん[誰]のお気に入り。後半は歌もなくなり、ひたすらキーボードが弾きまくる。しかも、この後半の展開も素晴らしい。

5. CLOSE TO... -You And Me-

このアルバムが発売される前に、先行で発売されたシングルに収録された曲。現在このシングルはすでに販売していない(iTunes では、現在も発売中) 。キャッチーなサビで、カラオケなどによさそうな感じ。

6. crimson

前曲と同じシングルに収録されたミドルテンポのセクシーなチューン。Kate 嬢の憂いのある艶っぽいヴォーカルといい、展開といいキーボードの使い方といい、全て僕のツボにささりまくってしまったお気に入りソング。この曲は、スルメで最初は別にそんなにお気に入りではなかったのだけれど、毎日聴いているうちにはまってしまったです。しかし、僕のお気に入りっていうだけで、世間一般的には、そんなに大人気になるような曲ではないかも知れません。

7. Despair

シャッフルのヘビーなナンバー。ギターソロのキーボードとの掛け合いも楽しい。

8. JUST LIKE A PRAYER

ここに持ってきたか、待ってました疾走チューン。ギターのリフも格好いいし、メロディもいい。メロスピ好きの期待を裏切らない展開。サビに入る合いの手ブラスとか、ギターソロとかもう堪らない感じですよね。

9. Requiem

ハモるギターをメインにしたインストゥルメンタル。次の大作 Load Knows に続くイントロダクションということであろう。

10. Lord Knows

このアルバムのメインウェポン。この曲は、当時 IMPELLITTERI を脱退していた Rob Rock をヴォーカルと作詞に招き、16分半にも及ぶ大作を仕上げている。大作に相応しく組曲的に曲もいくつかのパートで構成されるが、そのどの部分にも緊張感があり、素晴らしいテンションの作品に仕上がっている。

このアルバムも捨て曲もなく、素晴らしいアルバムである。僕は iTunes で購入した後に、コンパクトディスクも Amazon で購入しました。

2009-01-09 / 新年のご挨拶

というわけで、皆様明けましておめでとうございます。旧年は、あまり blog も更新せずに、仕事に明け暮れた感じがします。なんとなくまとまって時間も取れないこともあり、休みの日もだらだらと過ごしていたように思います。職場が常識的に考えて遠すぎる場所に異動になったので、通勤にかなり時間を取られています。逆の発想で、この時間をうまく活用しようではないかと、先日の AREA51 のエントリは通勤途中で書いていました。しかし、HTML の書き方も忘れてるという恐ろしいブランクの開き過ぎ具合でした。まあ、いわゆるネットブックも購入したので、この時間はうまく活用できればなあと思います。

そんなわけで、今年は昨年よりも更新していきたいと思っているので、よろしくお願いします。

2009-01-10 / AREA51 英語のインタビューを翻訳してみた【前半】

J-Music Ignited - Area51 Interview というページで、AREA51 のインタビューが収録されているのだけれど、それを訳してみようかと思う。僕は翻訳家ではないので、誤訳もあるかも知れないけれど、最近英語を読んでないので、リハビリする意味もありつつ。直訳しちゃうとおもしろくないし、不自然な日本語になっちゃうので、こういう風に話してるんだろうなっていう意訳って感じです。今日はもう疲れたので、前半のみ。

Area51

聞き手
ライター akfgfan
メンバー
  • Kate Cain(ヴォーカル)
  • 石野洋一郎(ギター)
  • 阿智健(キーボード)
  • 今井乾介(ドラム)<訳者註:当時>

以下の質問に対する話し手は、石野洋一郎氏

日本の数多くあるヘビーメタルバンドの中でも、キテるバンド AREA51。その女性ヴォーカリストやシンフォニックなメロディー、このバンドは他の誰とも違うぜ。さて、このバンドは、ファーストアルバム 「 Ankh 」 を iTunes で世界に向けてリリースし、今年中にもう一枚新しいアルバムをリリースする予定だ。JMI(訳者註:このインタビューを実施したサイトの名前)は、そんな AREA51 と話すことができたぜ。

やあ、今日はありがとう。さて君のバンドは日本のヘビーメタルシーンではかなり新しいよね。このバンドの始まりのあたりから教えてくれるかい?

そうだね、俺たちは 4 年目だから割と新しいバンドだね。当時、俺は一人で確固たるヴィジョンを持って曲を書いてたね。今はもういないヴォーカルと一緒に。んで、本格的にバンドが始動したのが、ドラマーの健が加入した時だね。彼は、俺たちがやりたいことにホントにぴったり合っていたんだよ。その後、俺たちは 2 年かけて違うヴォーカリストをオーディションして、今のヴォーカリストである Kate に出会えたのさ。

何がきっかけで君たちはヘビーメタルを演るようになったんだい?

俺が高校の時にギターを始めたんだけど、当時は一番好きだったビートルズみたいのを演奏したりしてたよ。それからヘビーメタルにやられた(笑)。Yngwie Malmsteen's Rising Force は、俺の中では特別だった。とにかく、初めて聞いた時のショックや興奮は、言葉にできないよ。それ以来、僕は超テクニカル、メロディックな音を常に考えるようになった。バンドの音楽の方向性もこうなるのは必然ってわけさ。

多くの女性達がヘビーメタルで名声を得ているけれど、AREA51 ではどうなんだい?

6,7 年前から女性ヴォーカルでヘビーメタルを演りたいと考えてた。なぜなら、女性の独特の声が曲に合うと確信してたんだ。実は、他では女性ヴォーカルが活躍していると知ることがなかった。

勿論、今では女性ヴォーカルの優れたバンドも沢山知ってる。でも、AREA51 のアプローチはそれらとは違うんだ。本当のところ俺たちは、J-POP 的な歌へのアプローチに近いというか。そして、これまでやってきてうまくやってこれてると思うよ。

近い未来に君たちが日本のミュージックシーンに強烈なインパクトを与える予感はするかい?

厳しい質問だな。勿論そうなったらグレートだ。でも、実際はメジャーレーベルからのかなりのサポートが必要だよね。もし、俺たちがそうなったとして、勿論今の日本のミュージックシーンには、俺たちみたいなバンドはいないから、強いインパクトになるんじゃないかと信じているよ。

どんなバンドが最も君たちの音楽に影響してるんだい?

さっきも言ったけど、俺は激しく Yngwie Malmsteen に影響を受けてる。そして、ギターについては、Chris Impellitteri だね。彼のリズムギター、ハーモニクス、ソロの構成なんかはモロだね。そして、作曲の面では、Stratovarius, VItalij Kupulij と、X Japan の YOSHIKI、そして Symphony X 。もちろんそれ以外の沢山さ。これらは主なものね。

ヴォーカルの Kate は、J-POP と、ヴィジュアル系。だから、彼女はホントにヘビーメタル一辺倒ってわけじゃないんだ。変に聞こえるかもしれんけど、ヘビメタ脳じゃないってのは、実は重要なことで、俺たちの音が「ヘビメタ然」としていない理由でもあるのさ。俺たちには、新しい全ての可能性を受け入れる準備もあるし、彼女のバックグラウンドとインプットは必要不可欠でもある。

2009-01-11 / AREA51 英語のインタビューを翻訳してみた【後半】

というわけで、前回の続きを。

最近発売になったファーストアルバム「Ankh」は、iTunes で世界 22 ヶ国でダウンロードできるようになった。ファンや新しいリスナからはどんな反応があった?

まだ販売は始まったばかりだけど、俺たちの最初のアルバム「Ankh」に対しては、22ヶ国からポジティブな反応をもらってるよ。やっぱり iTunes でのリリースってのはマジでエキサイトさ。

これからも新しいアルバムは、iTunes やそれ以外のオンラインストアで発売してくれるかい?

新しいアルバムも、そしてライヴ音源も iTunes ストアで聴けるようにしたいと考えてる。これだと 22 ヶ国の人々だけ聴くことができるってな感じになっちゃうから、他の国でも聴くことができるように販売方法を模索してるところだよ。

ミュージックフェスティヴァルのような場所で、対バンでやるのが好き? 小規模なライヴがいい?

もちろん、どっちもだよ。いずれにしろ、俺たちは日本でたくさんのバンドと一緒にやることを目指しているわけじゃないよね。俺たちのファンは、俺たちに逢いにきているし、他のたくさんのバンドを見にきているわけじゃないからね。

もし、俺たちが海外で演奏できるなら、大きなフェスティヴァルでもソロでも、ものすごいことだ。どちらも楽しめると思うよ。

君たちのライヴってどんな感じなんだい?

日本のファンって、狂ったように暴れたりせずに夢中で音楽を聴くことが多いよ。ギターをやる人だと、じっと俺の運指を見てるのを何度か見たことがあるよ。俺たちは、8 月にライブをしに行くんだけど、どんな風に反応するかとても楽しみにしてるよ。なんてたって、外国だからね。

2007 年に発売されるアルバムに取りかかってるみたいだね。新しいアルバムには何かテーマとかメッセージはあるの?

うん、そうね。今レコーディングの中盤くらい。コンセプトアルバムではないけれど、ゴシックな感じの歌詞になってるよ。Kate はそういう歌詞を書くのが好きなんだよ。そして、彼女はとてもいい感じに書いてくれてる。

「Ankh」との音楽的な違いは?

Ankh より、多くのヴァリエーションがあるし、俺たちもワンステップ上に来たよね。「Ankh」 と同じ路線のものあるだろうけど、全然違う感じの曲も聴けるはず。そして、15分もある曲さえある予定だ。そして、美しいバラード。新しいキーボードの健と俺とのソロのかけ合いもあるしね。今のところすごく順調だし、みんなに早く届けたいよ。

また、このアルバムはフィンランドでマスタ作業をする予定なんだよ。Finnvox Studios の Mika Jussila がやってくれるのさ。Mika は、Stratovarius や、Nightwish なんてバンドで仕事をしているし、世界で最も優れたエンジニアだよ。俺は、Stratovarius のアルバムをたくさん聴いて育ったんだから、彼と一緒にやれるなんて、すごく光栄だよ!

なんで AREA51 の曲は素晴らしいのかな?

ちょっと象徴的になるかもしれないけど、俺の心にある色やイメージを曲にしようと思ってるんだ。その色とかイメージってのは、普段見聞きしている話から連想することが多い。

君のバンドは、すごく才能があると思う。ミュージシャンになりたがってる人に何かアドヴァイスをもらえるかな?

最も大切なのは、本当の音を聴くことだ。それが君自身の音になるだろうし、CDで聴く音との小さなニュアンスの違うが感じられるようになるんだ。耳で音楽を聴くじゃん? 楽器の演奏の練習ばかりしてるのが全てじゃないってことさ。

他には、他の人のコピーばかりしないってこと。もちろん初心者の頃はそれも大切だけれど、自分で曲を書いたり演奏したりってのが重要なところなんだから、自分のオリジナルを確立しなければ、と思っていることも大切さ。

君と君のバンドの夢はなんだい?

俺たちは、8 月にブラジルで演ることになってるんだ。でも、それ以外の国でも演りたいよね。将来、アルバムを出す毎に、世界をツアーで回ったりできるようになったらグレートだよね。俺たちは、次のアルバムで俺たちのスタイルを確実なものにしないとならないんだ。

ファンに何かメッセージを

いつも俺たちを支えてくれてありがとう。本当にありがとう! 世界中のファンからメッセージをもらったりするのは、これは本当に奇跡であって、とてもうれしい。世界へ iTunes でリリースするってのは本当にエキサイトだよね。セカンドアルバムを年末に出すまでは、アルバム「Ankh」 を楽しんで欲しいね。俺たちは、近いうちにみんなの前で演奏できればいいなと思ってます。Stay Metal!

このインタビューは、ファーストアルバムが発売された後で、セカンドアルバムが当時 2007 年内に発売される予定だったので、それに向けてのお話になっています。が、このアルバムのリリースは、結果的に 2008 年の 3 月までずれ込みます。iTunes で曲を販売するってのは、やっぱり世界を舞台に活躍するためにはすごく効果的なんだなあと思った。そして、このバンドは日本の「売れていない」インディーズバンドではなく、世界と戦う準備をしているバンドなんだなと思ったりしました。

↑Top

Powered by Movable Type Pro Copyright © 2000-2018 Web Café Prelude All Right Reserved.