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rep2(旧p2)を xrea に設置する

Last Modified : Sat, January 06 22:01:39 2018 RSS Feed

2009-02-18 / rep2(旧p2)を xrea に設置する

rep2 (旧名 p2 )という 2ちゃんねるビューアはご存じだろうか。これは、PC , 携帯電話 , iPhone , iPod touch などから、ブラウザ越しに閲覧するサーバインストール型のビューアである。サーバにログが全て保存されることで、どんな環境から閲覧したとしても、常に既読・未読がシンクロされており、クライアントごとでお気に入りを管理したり、未読を管理したりする呪縛から解放される。2 ちゃんねる自体には、嘘やどうでもいい話も多いけれど、実際に役立つ情報も多いので、利用している人も多いであろう。

今回のエントリでは、xrea.com で、rep2 をインストールさせる方法について記述する。が、一歩間違えば、規約違反でアカウントを削除される可能性があることと、セキュリティの設定を間違えば、人様に迷惑をかけることがあるので、「自己責任において使用しなければならない」のを最初にお断りしておく。この辺は、2ch の rep2 スレッドでも、よく議論になるし、全世界に公開するような設定にしておいて、自分の見ているスレッドを他人に見られるなどということになることは恥ずかしいだけだが、問題なのは、荒らし書き込みを助長するようなこと。これは、絶対にあってはならない。

1. rep2 の入手

まずは、rep2 を入手する。rep2 は、現在 subversion で、管理されている。rep2 のレポジトリのあるページより、Download GNU tarball あたりからダウンロード。p2.tar.gz というファイルが落ちてくるので、解凍する。

2. ディレクトリ名の編集

trunk というディレクトリ名のままアップロードするのも何なので、p2 とかに変更する。

3. conf_admin.inc.php の編集

conf というディレクトリの中にある、conf_admin.inc.php を編集します。

// p2で使用する基本のデータ保存ディレクトリ
$_conf['data_dir'] = './data'; // ('./data')

該当行の './data' の場所を、通常では見えない場所に変更します。.himitsu などと rename するか、public_html より上に置くなどすればいいでしょう。

次に、

// 書き込みを掲示板サーバで直接行うように (する:1, しない:0)
$_conf['disable_res'] = 0;        // (0)

該当の 0 を、1 にします。xrea.com 上の rep2 は、公開プロクシとして動作してると 2ch 側から判断されますので、まず rep2 を使っての書き込みはできないです。なので、自分が閲覧している場所から直接書き込みするようにします。

4. conf_hostcheck.php の編集

ここが重要です。セキュリティに関わりますので、よく注意して編集する必要があります。同ディレクトリにある conf_hostcheck.php を編集します。

$GLOBALS['_HOSTCHKCONF']['host_type'] = array(    
// p2が動作しているマシン        'localhost' => 1,    
// クラスA~Cのプライベートアドレス        'private'   => 1,    
// iモード        'DoCoMo'    => 1, 
// ezWEB        'au'        => 1,
// SoftBank(Vodafone Live!)        'SoftBank'  => 1, 
// Air H"        'AirH'      => 1,    
// iPhone        'iPhone'    => 0,
// ユーザー設定        'custom'    => 0,);

該当行を編集します。例えば自分がドコモと自宅と会社で接続する予定であれば、それ以外は全て拒否にすべきです。拒否するには、1ではなく0 にします。会社や自宅は、ユーザ設定を使用します。これを自宅サーバに設置する際は、localhost , private あたりを 1 にします。

次に、以下の行を編集します。

// アクセスを許可するIPアドレス帯域
// "IPアドレス => マスク"形式の連想配列
$GLOBALS['_HOSTCHKCONF']['custom_allowed_host'] = array(    
//'192.168.0.0' => 24,);

この行では、自分がアクセスする可能性がある IP アドレス帯域を指定します。但し携帯電話は除きます。自分の家の IP アドレスや会社の IP アドレス、モバイル環境の IP アドレスなどを Whois できるサイトなどで、ネットマスクも調べて編集します。複数行の指定も可能です。

5. .htaccess の編集

ひとつ上のディレクトリに移り、.htaccess を編集します。ないので作成します。

## rep2 を自分以外に使わせない
order deny,allowdeny from all
## au 携帯電話(例) 
allow from ezweb.ne.jp
## 自宅
allow from 192.168.0.20
## PHP を CGI で作動させる
AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php

conf_hostcheck.php でも、不必要なホストからアクセスを拒否していますが、.htaccess でも、制限をかけます。また、ベーシック認証も xrea.com では簡単にできるようになっているので、利用するといいでしょう。

ここまで、問題なくできれば、アップロードしてみます。以下の様な認証画面が出たらユーザの登録をします。任意のユーザ名とパスワードを入力(忘れないように)すると、rep2 が利用できます。

ちなみにこのままでは、書き込みができないので、元のスレッドにリンクしてから、書き込みする必要があります。あくまで書き込まないで、読むだけだったらこれで充分です。(私個人的にも)

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