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HIZAKI 「Dance with grace」レビュー
Last Modified : Sat, January 06 22:01:38 2018
2009-05-29 / HIZAKI 「Dance with grace」レビュー
元 Schwardix Marvally のギタリスト HIZAKI は、 2004 年 9 月 29 日に初のソロミニアルバム「Maiden Ritual」 を発売した後、2005 年 4 月 27 日セカンドソロミニアルバム「Dance with grace」を発売した。今回はこのアルバムをレビューする。
このアルバムは、ヴィジュアル系バンドと一緒に作ったようで、HIZAKI の交友関係が垣間見える。ドラムも人間に叩いてもらっているので、デモに近い前作よりもバンドの形態になっていてヴォーカルも入っている分、ヴァラエティに富んだ内容となっている。系統は相変わらずの HIZAKI 節であり疾走系あり、クサメロありのヴィジュアル系メタルを披露している。各曲レビューしてみよう。
- 1.Mizerable
- ヴォーカルに、SEIJI という人物を迎えている。SEIJI は、当時 Brainhacker というバンドに在籍し、後に Moi dix Mois で Seth と名前を変えて活躍することになる人物だ。HIZAKI grace project 「Dignity of crest」にも収録されている曲と同じ曲。ただしアレンジなども若干だか異なる。偶然だが、Moi dix Mois の歴代ヴォーカリストはこの曲を歌っていることになるのだ。ドラムは、当時バビロンというバンドに在籍していた、後に HIZAKI grace project でも一緒に演奏することになる美景。
- 2.if...curfew
- ヴォーカルに、Yoshi という人物を迎えている。Yoshi は、当時 Refiena というバンドに在籍し、後に LOGIQ というバンドで AGEHA と名前を変えて活躍することになる人物だ。ドラムは、Sherock というバンドに在籍していた KAI という人物が叩いている。クサめのメロディとギターがややもの悲しい感じの疾走曲。ヴォーカルの声は透き通って綺麗な感じに仕上がってる。
- 3.sister's sex
- ヴォーカルに、真彩という人物を迎えている。真彩は、後に NUDE というバンドで活動することになる人物だ。NUDE は解散したようだ。ドラムは前曲と同様 KAI 。デスメタルっぽい曲。但しデス声は加工されているもので、自前ではありません。英語詞だが、あんまり聞き取れない。
- 4.Eternal prayer
- ヴォーカルに、MASAKI という人物を迎えている。MASAKI は、当時 SULFURIC ACID というバンドに在籍し、HIZAKI も一時的に SULFURIC ACID に在籍している。このヴォーカルはひどい。写真を見るといい男なので、それで売れていたのかも知れない。曲は疾走系で、白玉キーボードも心地よいなかなかいい曲なのだが、ヴォーカルに恵まれなかった。ドラムはこちらも KAI が叩いている。
4 曲入りのミニアルバムで、市場には 2,000 円前後で出回っているので、特に高い買い物ではないけれど、4 が悲しい結果になっているし、1 は HIZAKI grace project 版を持っているとダブるのでコレクターズアイテムといったところか。ファンなら若い頃の HIZAKI を満喫できるであろう。
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